公務員看護師になるメリット、デメリット

公務員看護師を目指す場合、多くの勤務先は主に都道府県立、もしくは市町村立の病院となる。他にも公立の看護学校や幼稚園、保健所などが挙げられ、中には国家公務員として官公庁に勤めることもある。しかし、そういった受け入れ先が必ずある訳ではない。自治体によって募集時期や募集人数が異なるため、地域ごとのリサーチが必要となる。一般的に3月から6月の間に募集があり、翌年の4月に入職するケースが多い。給与について民間の看護師と比べると、公務員看護師の方が30~50万円程高い傾向にある。初任給を比べても大差はないが、民間の病院に比べ安定したボーナスの支給を受けやすい点が年収の高さに影響している。退職金の額が高く毎年の昇給が必ずある点も、公務員看護師の利点と言える。また、福利厚生も整っており、様々な諸手当が用意されている。労働時間が定められており、もし超過した場合現場責任者への罰則がある。超過労働することなく勤務を終えることが可能である。こういったことから休日の取得がしやすいことも、利点の1つである。公務員のため、副業が認められていない点などがデメリットとして挙げられる。そのため、看護師以外の仕事を考えている場合、通常より注意が必要である。また、雇用保険加入していないため、失業保険を利用することができず再就職手当なども受けられない。年功序列のため、個人の能力で給与が決定する訳ではない点も頭に入れておく必要がある。

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